前回のインストールしてあるNode.jsやnpmをアンインストールという記事で環境をきれいにしました。
今回は、試したかったVoltaを入れていきます。
Voltaとは
Voltaは、手間いらずのJavaScriptツールマネージャと説明されています。
公式サイトによると、VoltaはあらゆるJSツールを迅速かつシームレスにインストールして実行でき、プロジェクトに参加する全員が同じツールを使え、パッケージマネージャ、Nodeランタイム、OSに関係なく、volta install
という1つのコマンドだけで済むとのことです。
Voltaをインストール
$ curl https://get.volta.sh | bash
後ろに| bash
と付いてますが、bash、zsh、fishでインストールできます。
Windowsの場合は公式サイトの指示に従い進めてください。
パスを通す
インストールすると自動でパスを通してくれます。
export VOLTA_HOME="$HOME/.volta"
export PATH="$VOLTA_HOME/bin:$PATH"
インストールされたか確認
$ volta -v
バージョンが表示されたらOKです。
exec $SHELL -l
Nodeをインストール
$ volta install node
バージョンを指定してインストールする場合、以下のような指定ができます。
$ volta install node@latest
$ volta install node@16.14.0
$ volta install node@16
npmをインストール
$ volta install npm
Voltaで管理しているツールの一覧を確認
$ volta list all
現在のプロジェクトで使用されているツールを確認する場合は、プロジェクトのディレクトリに移動してからvolta list
コマンドで確認できます。
$ cd /path/to/dir // プロジェクトのディレクトリに移動
$ volta list
⚡️ Currently active tools:
Node: v16.14.0 (default)
npm: v8.5.4 (default)
Yarn: v1.22.17 (default)
Tool binaries available: NONE
See options for more detailed reports by running `volta list --help`.
プロジェクトでバージョンを固定する
プロジェクトのディレクトリに移動して、volta pin
コマンドでバージョンを固定できます。
$ volta pin node@16.14.0
$ volta pin npm@8.5.4
その情報はpackage.json
に追加されます。
"volta": {
"node": "16.14.0",
"npm": "8.5.4"
}
このpackage.jsonを共有することで、同じプロジェクトに関わるVoltaを使っているメンバーは、バージョンを合わせることが容易になります。
まとめ
Nodo.jsのバージョン管理ツールがたくさんあって、同じプロジェクトに関わる人の環境がバラバラだった際に、情報を共有するコストが高いなと感じていたところに、このVoltaを知りました。
導入も簡単ですし、同じプロジェクトに関わる人も使ってくれたら楽できそうです。