Node.jsのバージョン管理をVoltaに変えた

2022.03.13 2022.03.17

前回のインストールしてあるNode.jsやnpmをアンインストールという記事で環境をきれいにしました。

今回は、試したかったVoltaを入れていきます。

Voltaは、手間いらずのJavaScriptツールマネージャと説明されています。

公式サイトによると、VoltaはあらゆるJSツールを迅速かつシームレスにインストールして実行でき、プロジェクトに参加する全員が同じツールを使え、パッケージマネージャ、Nodeランタイム、OSに関係なくvolta installという1つのコマンドだけで済むとのことです。

$ curl https://get.volta.sh | bash

後ろに| bashと付いてますが、bash、zsh、fishでインストールできます。

Windowsの場合は公式サイトの指示に従い進めてください。

インストールすると自動でパスを通してくれます

export VOLTA_HOME="$HOME/.volta"
export PATH="$VOLTA_HOME/bin:$PATH"
$ volta -v

バージョンが表示されたらOKです。

※確認できない場合、シェルの再起動を行ってみてください。

exec $SHELL -l
$ volta install node

バージョンを指定してインストールする場合、以下のような指定ができます。

$ volta install node@latest
$ volta install node@16.14.0
$ volta install node@16
$ volta install npm
$ volta list all

現在のプロジェクトで使用されているツールを確認する場合は、プロジェクトのディレクトリに移動してからvolta listコマンドで確認できます。

$ cd /path/to/dir  // プロジェクトのディレクトリに移動
$ volta list
⚡️ Currently active tools:

    Node: v16.14.0 (default)
    npm: v8.5.4 (default)
    Yarn: v1.22.17 (default)
    Tool binaries available: NONE

See options for more detailed reports by running `volta list --help`.

プロジェクトのディレクトリに移動して、volta pinコマンドでバージョンを固定できます。

$ volta pin node@16.14.0
$ volta pin npm@8.5.4

その情報はpackage.jsonに追加されます。

"volta": {
  "node": "16.14.0",
  "npm": "8.5.4"
}

このpackage.jsonを共有することで、同じプロジェクトに関わるVoltaを使っているメンバーは、バージョンを合わせることが容易になります

Nodo.jsのバージョン管理ツールがたくさんあって、同じプロジェクトに関わる人の環境がバラバラだった際に、情報を共有するコストが高いなと感じていたところに、このVoltaを知りました。

導入も簡単ですし、同じプロジェクトに関わる人も使ってくれたら楽できそうです。

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この記事を書いた人
今西 昭男
フリーランスのディレクター兼WEBサイト制作者です。
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